私の芭蕉布研究

私は、2000年と2005年の間、琉球大学の外国人客員研究員として芭蕉布の歴史に関する研究を行い、その成果を20063月にベルギー王国のCatholic University of Leuven(ルーヴェン・カトリック大学)でPh.D.論文の形で発表しました。論文タイトルは「BashofuBanana-fibre Cloth and its Transformations of Usage and Meaning across Boundaries of Place and Time in the Ryukyu Archipelago(琉球列島における芭蕉布の、地域と時代により変わる用途や意義)」です。

 上記の英語論文はLeuven University Press(リューヴェン大学出版社)で「The Origins of Banana-fibre Cloth in the Ryukyus, Japan(琉球列島における芭蕉布のルーツ)」という本として翌年の2007年に出版されました。

  本サイトでは、上記の英論を日本語で紹介したいと思います。少し逆説的ですが、論文の最後の「研究調査結果」を先に訳します。その中で、英論の序章で述べた本芭蕉布研究の「目的」や「研究方法」などを発表してから、主な調査結果を纏めます。次からは、論文の最初のほうに戻り、その構造に従います。日本人にとって余計な情報は省略しますが、英語、ドイツ語、オランダ語などの外国語の資料から引用した部分は日本語にします。そのため、元の英論と全く同じ内容にはなりませんが、私の目的は芭蕉布に関する資料・史料を紹介することなので、ご了承ください。